今回は”ロングテールアフィリエイト”と”線形化”についての解説と実際にブログで検証してみた研究発表です。
査読者はあなたです。ちらが楽しく実践してみたブログメディア研究の結果と考察をどうぞ見ていってください^^
まずは、物理学で出てくる線形・非線形・線形化という概念(前回の記事で説明しました)を
ちらがビジネスの一つであるアフィリエイトにどう活かしているのかを書いていきます。
前回記事を読んでない場合は以下からどうぞです<m(__)m>
アフィリエイトでは検索されたキーワードで上位表示を獲得することでアクセスを集め、
広告から商品を売ったり、クリックしてもらうことで収益化することができます。
アフィリエイトにおいては、自分が狙う顧客ターゲットを集客するところがまず最初の関門になります。
つまり、狙った検索キーワードで上位表示させるスキルが大事になるわけですね。
キーワードですが、大きく分けて以下のように分けられます。
・検索回数が多いが法人企業などの圧倒的に強いライバルが狙うビッグキーワード
・検索回数がそれなりに多く強力な個人アフィリエイターがひしめいているミドルキーワード
・実は検索されるけどまだあまりライバルがいないお宝系キーワード、
・あまり検索されないしライバルも少ないロングテールキーワード
という感じに大きく分かれていると思います。
これらのキーワード世界では、
ビッグキーワードでの上位表示を狙うビジネスモデルほど非線形的な挙動(未来予測が難しく、再現性が低い)になり、
ロングテールキーワードに近いビジネスモデルほど線形的な挙動(未来予測が容易で、再現性が高い)になると考えられます。
これらの理由・ちらの考え方を説明していきます。
仮説:ビッグキーワードは非線形・ロングテールキーワードは線形的挙動をとる?
まず、世の中で検索されるキーワードは以下の図のように分かれています。
縦軸に検索回数、横軸に検索キーワードをとるとよくこのような図で表されます。
そして、ちらの目にはビッグ・ミドルキーワードが非線形領域、ロングテールキーワードが線形領域に見えています。
・ビッグキーワード・ミドルキーワードは検索上位を取れればドカンとアクセスが見込めるが、
正しく努力しても検索上位を獲得できる再現性が低い。
さらに、強いライバルが狙っていたり、Googleのアップデートの影響を受けやすいため、
検索上位をとっても急落することがある。
・ロングテールキーワードは検索上位をとってもそこそこのアクセスしか集まらないが、
正しく努力すれば検索上位を獲得する再現性は高い。
ライバルもあまり目をつけていないキーワードが多く、Googleのアップデートの影響を受けにくいため、
検索上位を取れると1年、2年と長期間で上位表示を維持できる。
つまり、
ビッグキーワード、ミドルキーワードを狙う=未来予測が困難なシステム作り→非線形的、
ロングテールキーワードを狙う=未来予測が容易なシステム作り→線形的
という構図になります。
前回の記事で非線形=未来予測が困難なシステム、線形=未来予測が容易なシステムと説明しました。
線形・非線形は本来は数学的な定義・概念として語られますが、
検索キーワードの世界でも線形・非線形を模した見方をすることが可能になるとちらは考えていました(‘ω’)ノ
実験設定:ロングテールキーワードだけでブログを作って線形化したメディアを作る!
ブログなど何も意識せず自分が書きたいことだけ書くと、
ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードがごちゃ混ぜになって入ってくると思います。
よくある悩みは、
ビッグキーワード、ミドルキーワードばかりのブログを作ってしまい、
・100記事書いたのに全然記事が上位表示できない・・・
・上位表示できてるワードはあるけど数記事しかないからいつアクセスが落ちるかわからない・・・
なんてことになるパターンです(‘ω’)ノ
これはビッグキーワード、ミドルキーワードがメインで扱われてることにより、
非線形的な要素が強いビジネスモデルになってしまっているわけですね。
暗いトンネルを走るかのように先が読みにくく、再現性が低い状態になってしまいます。
この状況、ブログやアフィリエイトをスタートしたばかりだと心折れてしまいますよね汗
そこで、解決策が
”ロングテールキーワードだけを狙う”=”狙うキーワードを線形化する”
ということです(‘ω’)ノ
よく”初心者はロングテールキーワードを狙え!”と言われます。この理由としては、
・再現性が高い
・上位表示が容易
・上位表示されたキーワードがライバルに抜かれにくい
という3つの要素を持っているからです。
非線形的なキーワード、線形的なキーワード両方が検索キーワードの世界には存在しています。
その中で線形的とみなせるロングテールキーワードだけでブログを書いていくことで、
”線形化された世界”=”未来予測が容易でアクセスが直線的に伸びていくシステム”
を作ることができるようになります。
未来予測が容易で、アクセスや売り上げが線形的に成長する安定したビジネスの誕生ですね(*’ω’*)
というわけで、実際にロングテールキーワードだけで構築されたブログをコツコツと作って育ててみました。
やり方としては、
・全記事を外注化。マニュアルを用意して質を保つ。
・狙う検索キーワードの検索ボリュームにあまり差が出ないようにする
・ジャンルによる偏りを避けるため雑記ブログ形式で運用
では、実際にロングテールキーワードだけでブログを作るとどうなるのか見てみましょう!
実験結果:ロングテールキーワードだけで作ったブログのアクセス推移の実態は?
では、実際にちらがロングテールキーワードだけで作ったブログのアクセス推移はどうだったのでしょうか?
実は3月に一度noteでアクセス解析や考察の結果を示しています。
その中で2つだけ図を抜粋すると、
横軸に記事数、縦軸にアクセス数をとったグラフがこちらです(*’ω’*)
最も重要な観測時期ですが、月末時点での記事数とその月のアクセス数を測定してグラフを描いています。
青の点が実測値、オレンジ色がブログのアクセスが0近傍を離れてから書いた線形近似、灰色が二次近似になります。
パッと見どうなるかまだわからない・・・(‘Д’)
と思ったので、外挿(過去のデータから先を予測したグラフを作ること)を行ってみました。
その結果がこちらです。
まだどちらに行くかなんともわからない図ですが、やや二次関数的・・・?(‘Д’)
そして、さらに記事数を入れていった結果・・・
見ての通り、記事数を追加したことで青色点の実測値が増えています。
そして、それに合わせて線形近似、二次近似でのグラフも対応して描いています。
500記事のあたりで一度ガクンと青色の実測アクセスが下がっているのは2月だからです。
観測アクセス数は月末締めでの計測なのでほかの月は30,31日あるのに対して2月は28日しかないわけですね(というか全部の点を28日間のアクセスで取り直すべきな気がしてきた・・・がとりあえずこのまま行ってみます)。
ロングテールキーワードだけでブログを作れば線形的になる・・・というちらの仮説・・・(‘Д’)
こ、これは・・・(‘Д’)←
さ、さて、次は全体もよくわかる外挿図です。
・・・(‘_’)
・・・(‘_’)
お、おーい!
実測値が線形ではなく二次近似に思い切り乗っかってるぞーーーー!!!
せ、線形化には失敗してそうですね・・・(‘Д’)
(‘_’)・・・なんということだ←
ちなみに、このブログでの実験結果はここまでで途絶えてしまいます(理由は次回記事で書きます→次回記事できました)。
なので、この雑記ブログに関する実験結果はここまででございます(‘ω’)
では、ここからはなぜ線形化に失敗してしまったのかを考察していきますね。
考察:ロングテールキーワードでブログを作っても非線形になった理由とは・・・?
さて、ロングテールキーワードだけでブログを作ると非線形領域から線形化を行うことができ、
一定の記事の質で検索ボリュームが同じような場所を狙うことで直線的なアクセス成長を見せるブログを作れるはず・・・!
そう期待して挑んだ実験ですが、結果は無残(‘Д’)
二次関数的成長を見せる非線形グラフができあがってしまいました(‘ω’)
実験結果を見る限りは二次関数のグラフに寄っていってますね。
この結果について思うところですが、
1.ドメインパワーの成長が思いのほか大きく、線形化が効かない系になっている
2.ロングテールを狙った時に一緒にミドルキーワードが取れることがあり非線形領域へ近づく
3.まだまだ実験の系のコントロールが甘い
あたりを予想しています。
解説していきます。
1.ドメインパワーの成長が思いのほか大きく、線形化が効かない系になっている
系(ブログシステム)の状態が変わらなければ恐らく成長の仕方は一定になると思うのですが、
記事数を入れれば入れるほどドメインパワーがついてくるのがブログ。
このドメインパワーという指標の影響度が記事数や記事の質などを上回る力を持っていることが予想されます。
つまり、記事数を入れれば入れるほど系の状態が変わってきてしまい、
同じ条件で記事をインプットしても同じ質でアウトプットが返ってこないことになります。
2.ロングテールを狙った時に同時にミドルキーワードが取れることがあり非線形領域へ近づく
これもドメインパワーの成長と共に発生確率が上がってきますが、
ロングテールキーワードを狙って記事を入れているのに、狙っていないキーワードでも上位表示されてしまいました。
関連しているワードでどかどかと上に上がっている記事がありました。
この現象自体がドメインパワーの成長と関係しているはずなので切り分けが難しいなと思います。
3.まだまだ実験の系のコントロールが甘い
マニュアルや外注化を利用して記事の質を一定化し、
狙うジャンルをばらけさせることで狙う検索キーワードの世界の多角化を図りました。
しかし、それでもやはりライターさんにより多少は記事の質の良し悪しが変わります(上位表示されやすい記事を書ける人とそうでない人が存在する)。
また、検索キーワードのコントロールも狙ったロングテールキーワードだけでなく、
関連するキーワードが同時に上がってくるためなかなか難しい(1,2とも絡んできますね)。
あとはまだ観測点が足りないという可能性ですね。
このままもっとブログを運営していけば右肩上がりのグラフの傾きが落ちてきていたかもしれません。
そのほかにも関連してきそうなパラメータはいくつもありますし、
今回の記事数とPVだけでの単純化が適当ではない可能性も高いです。
うーん・・・難しい(‘Д’)
考察まとめ
ブログ記事を入れていくことで生じるドメインパワーの成長の影響がやはり一番大きいと考えられます。
記事を入れていくことで成長し、ドメインが育っていきますが、ある程度すればドメインパワーが一定に落ち着く・・・
というよりは、どんどんドメインパワーが強くなっていくことがわかりますね・・・(‘Д’)
ドメインパワーの成長に伴い、
ミドルキーワードや関連キーワードでの上位表示も増え、どんどんPVが増えやすくなっていきます。
検索キーワードの線形・非線形世界の切り分けに挑戦しました。
しかし、ブログの系そのものの状態が定常ではなく、
時間とともに変わってしまう(実験環境が時間とともに変化してしまう)効果が思いのほか大きいということですね(‘_’)
結果自体は仮説から外れましたが、
ロングテールキーワードを狙って記事を書き続けることで、
二次関数的にメディアが成長していくならばこれはやってみる価値十分では?
今後の展望:様々なブログメディアを立ち上げて検証を進めたい
今回のブログ研究では一つのメディアだけでの運用でしたが、
これから様々なコンセプトで構築したブログの運用を進めてみます。
記事を外注化してブログを育てていく感覚はつかめたので、
雑記・特化を複数個運営してみて、ブログシステムのアクセス推移についてより研究を深めていきたいですね。
しかし、ドメインパワーの成長を加味すると
検索キーワードの領域だけで物事を語るのはかなり難しそうだなとも感じました・・・(‘Д’)
ここに対する対策は・・・現状思いついてませんね(;・∀・)
何かいいアイデアがあればコメントください笑
(追記:一つアイデア出ました。が、技術的問題と経験がまだ足りないのですぐにどうこうするのは難しそうですね・・・外力を加えて無理やり線形システムを作りに行ける・・・かもしれません笑)
うーん・・・やはり研究はなかなか思うようにいかないですね~(*’▽’)
しかし・・・ブログの研究はやっぱり楽しい!!(*’ω’*)
ぜひあなたも自分なりのブログメディアを立ち上げて、研究してみてくださいね^^
もし、こういったロングテールキーワードでアクセスがくるブログを作ってみたい・稼げる資産ブログが欲しいぞ!
という方はちらが現在クローズドで行っている
”アドセンスブログ構築コンサル”に参加すると楽しいかもしれません^^
もし興味ある方はブログのお問い合わせからご相談ください(ちなみに、今回の研究発表で用いたブログの月間アドセンス収益は約20万です(*’ω’*))。
また、何か質問やご意見があればぜひコメントしてください。返せるものはじゃんじゃか返していきます。
本論文の査読者はあなたです(*’ω’*)
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