久しぶりの記事更新となってしまいました<m(__)m>
こんにちは、ちらです。
今日は「若者が生き抜くために」というテーマで記事を書いてみようと思います。
若者が感じている絶望感と年功序列による支配
さて、ちらの本業は大学院での研究活動です。
ある先生の研究室で弟子となり、一人前の研究者になれるよう修行しているわけですね。
「修行機関を終えれば晴れて研究者になれる・・・」
そう思った若者が研究者になるための修行を行う”博士課程”に進みます。
しかし、大学や国の研究機関では、厳しいポスト争いが行われており、
若手研究者はなかなか定職に就くことができません。
35歳以上でも派遣研究員状態の人が増える一方です・・・
にもかかわらず、老人は定年後も大学内に居残り、幅を利かせる。
そんな研究機関が数多くあります。
もちろん、後進の活躍のため、
定年したら若い人のためにポストを空ける年配の研究者もおられます。
しかし、そういう研究者がそれほど多くはないでしょう。
むしろ、「定年したし、これからが本番だ!」と思ってる人の方が多いと思います^^;
こうなっちゃうと、なかなか若者は上には上がれません。
だって、年配の研究者は評価される側ではなく、評価する側にいるわけですからね。
ルールを支配してる側を打ち倒すのは簡単ではないんですよね・・・
こうして、多くの若手研究者が疲弊しているのが今の日本の研究業界です。
でも、これって研究業界だけの問題でもないと思います。
企業で就職している人でも、年配の上司は年功序列でどんどん給料が上がったのに対し、
若者は全然給料が上がっていかない。
たとえ、若者の方が仕事ができたとしてもです。
こんなことが起こるのも、年配の人が若者を評価する立場におり、
なかなか立ち位置をひっくり返せないからですよね。
若者が元気がないと言われるのも当たり前なんですよね。
だって、若者は絶望してしまっているから。
既得権益が生まれる理由と変化を起こす難しさ
どうしてこんなことになってしまうのか?
それは、既に年配の方が築き上げてきた「年功序列のテリトリー」の中で
僕ら若者が飼われる構図になってしまっているからです。
歴史を紐解けばわかることですが、
一度自分に有利な状況を手に入れた人はその状態を維持しようとします。
「本来はもう自分に有利な状況は維持できない」
「後進の人間の方が優秀で自分は退いていかなければならない。」
それがわかっていたとしても・・・
「でも・・・自分がずっといい思いをしていたい!」
そう思った人たちは自分が有利な状況をひっくり返しにくい制度を作ろうとします。
こうして生まれるのが年配の人や先行者に有利な社会制度、
すなわち、”既得権益”ですね。
一度上に立った人がその地位を揺らがせないために作るものが既得権益。
であれば、新規参入者はその既得権益を叩き潰すか、
もしくは既得権益のない世界で戦う必要が出てきます。
研究機関にしろ、一般企業にしろ、
もう本来は年功序列のシステムは成立しなくなってきています。
どんどん優秀な若者が出てくる。
グローバル化が進み、優秀な外国人も増えてきています。
しかし、一度できた既得権益の構造はなかなか変わりません。
今上に立っている年配の人達が決めたルールの中で若者は戦うことになるからです。
つまり、既得権益を叩き潰すにはそのルールを破るか変えるために多くの戦力が必要になります。
これがいわゆる”革命”です。
では、現代で革命を起こせるのか?
もちろん、起こせる人はいるかもしれません。
ですが、自分が革命を起こそうとしてもなかなかうまくいかないでしょう。
多くの人を動かし、社会構造や既にできたルールに立ち向かわないといけないですからね。
自分のことをなんとかするのでもいっぱいいっぱいな若者が
一丸となって既得権益に立ち向かうのはなかなか難しいのが現状です。
既得権益のない世界で戦えば、希望しかない
では、どうすればいいのか?
ちらが現在考えている答え、それは
「若者は既得権益がまだ発達していない世界で戦うべき」
ということです。
そして、その一つの解決案が
「情報技術やインターネットを使ったビジネスを行う」
ということです。
つまり、ITの世界での戦いに持ち込むということですね。
ITの世界はまだまだ新しく、年配の方はなかなかついてこれません。
IT業界で出てくる成功者はほぼ20代、30代の人ばかりですよね。
財閥など、昔から引き続く既得権益構造などIT業界にはありません。
あったとしてMicrosoftやGoogleなどほんの数十年規模のボスですよね。
このように、若者は年配の人が支配者になっていない世界、
すなわち、「既得権益がまだ完成されていない世界」で戦うべきなんです。
ちらは、研究者になることを目指しながらインターネットを利用したビジネスに着手しています。
少なくなり続ける科研費を取り合う構造に嫌気がさしたこと、
アメリカのようにビジネスができる研究者が必要だと考えていること、
このままでは研究業界が沈む一方だと感じたことなど。
色々な理由がありますが、若者目線の考えとして、
大学や研究所のポスト争いに巻き込まれてもなかなかチャンスはないと判断しました。
そして、ちらは自分で起こしたビジネスでお金を稼ぎ、
自由に研究をし続けるための訓練を行っています。
「情報技術を利用し、自分でビジネスを所有する」
あらゆる分野の若者がこれを実現できれば、
可能性に満ちた、若者にとって希望にあふれる世界が訪れるのではないでしょうか?
僕達若者は、既得権益や社会構造に絶望しがちですが、本当に絶望だけなのでしょうか?
平安時代などでは、一度農民に生まれたら一生農民。
貴族にはなれませんでした。
既得権益を覆せないし、そのルールから出ることもできないわけです。
では、現代はどうでしょうか?
自分の行動次第で生き方を決めることができ、
住む国だって多少のお金と覚悟があれば変えられるんです。
今の日本では既得権益はたしかに多く、若者には不利な絶望を感じる世界かもしれない。
でも、実際現代は希望にあふれた世界なのではないでしょうか?
ちらはこう考えてます。
「今はチャンス。情報技術を活かせば既得権益のない世界で戦える」
僕達若者は自分の選択肢次第で何者にでもなれ、また、何にでも挑戦できる。
そういう意味で現代は僕達にとって希望に満ちた時代でもあるとちらは思いますよ^^
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